向かう先

以前も書いたけど、以前物書きを目指していたことと最近全く書けないことも相まって、自分は「書くこと」に関する執着やプライド、謎の卑屈さみたいなのがあって自分でも嫌になっていた。

ただもうここまで自分に付き合ってみると、生活には文字通り波があるのがよく分かる。

全く片付けができない時、起き上がることに異様に時間がかかる時、全く文字を読めない時、周りが気になってビンジできない時、映画館に行っても集中できず頭痛がひどくなる時、あんなに楽しみで買ったコスメに目を向けなくなる時。

ある程度の周期でそれぞれが訪れて(割と結構な頻度で重なってくるけど)でもそれって永遠ではない。

単純なことだけど見失いがちだし、人に言われるのではなく自分で気がつくしかない。

昨年末になんとなく色んな人のZINEを手に取って読んでそんなことを考えた。

何でもかんでも書いてしまっていいのかという恐れと、本当になんてことないよなぁ自分ってと言うことを取り繕わずにかけていけたらなんて。

読後さらに時間がかかったけど、ようやくつらつらブログも書けるようになったと言うわけです。

何度も同じことをやり、同じことをブログに書いてるな?

でも人生は再放送でできている気がするし、忘れないよりはマシだなと思う。

 

話は飛ぶけど、メイクが、特にネイルが最近楽しい。

絵を描くのはちょこちょこしていたけれど、ファンアートをネットにうpするでもなく(もう言わないですかね、『うp』って)、そこまでの器用さや向上心とか情熱もなく、だから割と決めつけでメイクもネイルも器用にできないんだろうなと思っていた。

が。

自分は自爪にポリッシュ派なのですが、はみ出したり、乾かないうちにどっかにくっつけたり、塗り終わってもあまりしっくりこなかったり、そもそもイメージ通りに塗れなかったり。

器用な方ではないから塗り終わりまでの時間がそこそこかかる。

たまにhow to動画等で10分も掛からないとかいう文言を見て参考にするけど、本当に?それ本当に?とか言いつつ失敗する。

でもそれが楽しい。

自分の思ったイメージはどうすれば再現できるのか考えて色を混ぜるのが楽しい。

己の創造性と不器用さを自由に同居させることが面白くて仕方がない、なんつって。

これは私の大好きなアイドルのJINさんとColdplayのコラボ曲をイメージして塗ったネイル。

イメージに近い発色で満足。

シンプルだけど派手よみたいなネイルを作りたかったやつ。

細いラインを作るのって難しいけど、既製品のネイルラインテープに頼るのにはまだはやい、そんな気持ち。

メラミンスポンジでグラデしたら想像以上に綺麗になったネイル。

白い蓮の方でもやってみたい気持ち。

 

もちろん単色で全部塗ったり、指で色変えたりするのも本当に楽しい。

こんなにハマっているのって、メイクやネイルには一定の範囲があるからではと思う。

爪は長さ出しとかで範囲を拡張することはできるけどいうて限度がある。

この「決められた範囲でなんとかしなければいけない」のが逆に楽にさせてもらってる気がする。

文章で表現できない分、いわゆるおしゃれが捗ったことになったのは自分でも意外である。

 

ネイルでの気づきを活かして字数制限(まずは500字くらい)を設けて書いてみようかなと思ったりもする。

いきなりスタートでダッシュするとすぐにやる気が下降する人間なので、張り切り過ぎないようにはしたいけど。

なんだかんだこうやって1700字ぐらいの文章は書けるようになっていることもちゃんと覚えておきたい。