メイクアップ・マイセルフ
"元々の顔は重要じゃない" ドラァグクイーンのメイクハウツーをお届け! pic.twitter.com/zgn6sSdbWs
— VOGUE JAPAN (@voguejp) 2018年7月28日
ドラァグクイーンのメイクアップ動画。
全体的にパワーを貰えるのだけれど、特に、
Surface is not about who you are.
「元々の顔は本来の自分とは違う」という言葉にはっとさせられた。
結構10代はコンプレックスがあったり、何より肌がなにも受け付けなかったりで、メイクにあまり興味があることを表に出さなかった。
自分がおしゃれに勤しむと誰ともなく「いや、お前みたいなもんが着飾っても」「顔が変わるとか詐欺じゃん」とか言って嘲笑ってきそうで嫌だった。
そんな中で日々の他人へのちょっとしたやっかみが全部自分への呪いになっていたと気がついたのは、就職してからしばらくのこと。
他人がどんなメイクしようが派手だろうが、ぶりっ子してようがべつに構わない、だって迷惑かけられていない。
更に言うなら他人の身だしなみが、まぁ不潔だったら不快に思うかもだが、整ってなくてももはや構わないじゃないか。
ということは自分も色々着飾ったっていいじゃん!私もあなたも向こうの人も、何言われたって構いやしないじゃん!
目からウロコというよりは、目元から目隠しがボロっととれて、見えていなかった天気は晴れだった。
肌も調子が良くなってきたから、試せる範囲で試してみて。
誰にも気づかれてないけど、人生で初めて髪にインナーカラーというものを入れてみたり。
そういう努力を指摘されないと寂しくないか?
いやいや、オシャレってまず自分受けがあってこそで、他人受けなんて添え物ぐらいであればいいってもんじゃない?
今までの人生でメイクやファッションをいちばんエンジョイしていると思う。
面長だからこうしよう、眉はある程度生えているからああしよう。
こういう工夫は多分自分と向き合ってこそできるものだと思う。
きっと気持ちの余裕がなければ、後回しにされてしまうものだ。
今の顔と(だって人の顔は成長や老化や事情で変わる)向き合って、自己表現をどうすればいいのか。
この段階になって、とても楽しく感じている。