それ行け僕らの自己管理(生活編)

前回はおもにヘルスケアを紹介したので、それ以外のスケジュールや金銭管理のアプリを書いていく。

前置きが長い、行くぞ!

 

シフカレ

仕事効率化のカレンダーアプリ。プレミアムは1ヶ月150円から。

私はいわゆる月金9時17時の仕事をしているのではなく、完全にシフト制かつその予定も結構変動するため、気楽にポチポチできるものを探しこれになった。

よくあるシフト管理のアプリって時間入力と一緒に時給計算も自動でやってくれるものが多いけれど、そっちの機能は完全にいらない人間なので、よりシンプルに使えるこれがお気に入り。

ただ入力するだけじゃなく、その日にちにメモも残せます。

シフト1時間前には通知があるので、出勤を勘違い・度忘れするってことも減りそうだ!

土日休みとか決まってる職業の人にはピンと来ないかもしれないけど、本当にあるからねシフトの勘違い・・・(何回かやった)。

ちょっと不便だなと思うのが、GoogleiPhoneのカレンダーとの連携がプレミアムでないと出来ないこと。

手順がひとつ増えたことは、ダブルチェックと思えばまぁいいかもだけど、気になる人にはネックですな。

あと面白いのがプレミアムだと他の人のシフトも一緒に管理できること。

家族だったり、管理者には便利な機能である。

 

家計簿 Monelyze

ファイナンスアプリ。プレミアムは月額280円。

金融機関の口座との連携が''できない"家計簿アプリ。

こういうのでいいんだよ、こういうので!

前によくCMで流れてるアプリ使ってたけど、クレジットカードや口座を登録するのは結構不安で、シンプルなやつを探してこれに至った。

使い方は自分のお金の出入りを記入するだけ!楽ちん!

一応口座にいくらとかクレジットカードにいくら、とか書くことができるし、現金払いかクレジットかも選択できる。

カテゴリ選択により自分が一番お金をかけているのはどれか、グラフで可視化もできる。

レシート接写で自動入力なんて便利な機能はない。

あれで簡単に記録するより手打ちの方がお金使う認識は芽生えそうでいいかな。

レコーディングダイエットと同じ原理が働きそう。

 

monoca

「モノ」管理アプリ。プレミアムは無期限で960円(2018年12月までセール中のため半額)。

自分が持っているあらゆるモノを登録して整理できるアプリ。

洋服とか、本とか、コスメとか、文房具とか、家電とか。本当に何でもかんでも入れられる。

持っているもの、欲しいものなんて分類でも登録ができる憎いやつ。

やっぱり圧倒的に化粧品やアクセサリー、本に文房具の登録が多くて、ダブって買った!を防止できるのがよし。

写真も自分で撮影したものが登録できるし、日時設定でアラーム鳴らせるし、消耗品の管理にもうってつけ。

だがしかし、商品データベースが楽天もしくはYahoo!ショッピングしか使用できないのがきつい。

Amazonも使えるようになったらもっと便利なんじゃないかなー。

 

kotoca

"コト"管理メモ帳アプリ。プレミアム版は月払い120円。

名前で分かるように、monocaのデベロッパーが作ったアプリ。

あちらが物質を管理するなら、こちらはアイデアや考えなどをまとめられる。

私は完全にTo-Doリストやレシピ帳、思いついたことのメモ帳として使用中。

これで家計簿や読書ノートなど色々できるとの事だけど、まだダウンロードしたばかりでそちらには手が回らない。

もっとうまく使いこなせれば良いのだけれど。

 

ビブリア

読書管理アプリ。無料。

所持している本や読みたい本をバーコードを読み込んで(手入力や検索も可)管理できるアプリ。

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登録すれば背表紙も筆者も出版社も自動で反映。

メモと感想も入れられて、読書量も分かるよってことなんだけど、正直、上ふたつのアプリでも管理できるかなーという気がする。

利便性は十分あるけど代替品があるしねという印象。

 

というわけで後半だいぶ駆け足だったが私が利用するアプリ備忘録は以上。

便利なものを賢く使っていきましょ。

それ行け僕らの自己管理(健康編)

生活のリズムを立て直すために、初めの頃は自力でやっていたのだけれども。

やっぱり何から何まできっちりやるのって大変だわ、と。

せっかくのスマートフォンをLINE、ゲームアプリ用端末で終わらせるのはもったいない。

もっと持ち主も"スマート"にならないと!と社会人何年目でようやく思い当たるに至ったわけだ。

何事もやるのに遅い事は無いんや・・・。

というわけで、備忘録としてつらつら書いていく。

ちなみに所有端末はiPhone7S。

 

Sleeptown

睡眠スケジュール管理アプリ。有料 240円。

自分の目標の睡眠スケジュールをこなすとアプリ内で建物建設がされ発展していく。逆に守らないと建物が破壊されるという。

就寝時間と起床時間を設定した後、寝る前にアプリを起動して就寝ボタンを押して、起動したまま寝る。

そうすると設定した起床時間にアラームがなるだけでなく、携帯をシェイク(思ってたよりそこそこ振る)するよう、要求されます。これが結構目覚めにいい。

もともとスマホ中毒解消アプリなる"Forest"と同じデベロッパーが開発したアプリ。

Forestは使っていない私でも知っていたし、安いし試しに使ってみるかーと軽い気持ちで購入したけど、すっごいいい。

競合のアプリの多くは眠りの浅いときに起こしてくれるとか、睡眠分析が細かいとか、色んなメリットがあるけれど、私にはこれくらいが丁度いいです。

いちばん何が気に入っているかというも睡眠中はアプリを起動させっぱなしにするため、スマホをいじることが出来ない点で。

こうでもしないと多分現代人の多くは結構いつまでもスマホ手放せないじゃ?

これとiPhoneのお休みモードを組み合わせれば、LINEや社内メールなどの通知も気にすることなく就寝できます。

・・・翌日起きてからスマホチェックして「・・・なんちゅー時間に生放送、インスタライブをしてるんだ・・・」と残念な気持ちにはなるけれど。

 

あすけん

ダイエットサポート、体重とカロリー管理アプリ。プレミアムは月額300円。

いわゆるレコーディングダイエットをもっと楽に詳しくできるアプリ。

すっごく体重を落としたい!!というわけではなく、単純に運動不足気味なのにカロリーだけ余分にとるのがいやで始めた。

初めの設定で、身体測定地と理想のデータ(もしくは現状維持という項目もある)を入力してスタート。

BMI値が18.5未満には設定できないのも結構好感触。

あとは毎日の身体データや食事の記録を入力すれば、自動的にカロリーや栄養を算出してアドバイスをくれるのだ。

ヘルスケアと連動するから運動量も反映されるうえ、大手チェーンの商品もある程度メニューに登録されていて、めっちゃ便利!

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・・・いやごめんて、スタバでフラペチーノをヴェンティで頼むのはほどほどにするて・・・。

一食ごとの栄養や、自分だけのレシピの登録、糖質制限ダイエットのコースの設定などはプレミアムにならないと出来なかったりする。

あとメニューの塩分とかは完全にアプリ側が決めた数値で固定だから、薄味派には困るところも。

でも出先で何を食べるとか意識ができるのはやはり大きい。

おかげでコンビニスイーツを食べる量が圧倒的に減りました。

財布にも優しいとか最高だな。

 

ルナルナ

排卵日予想・生理日管理アプリ。プレミアムコースは月額400円。

も は や 説 明 不 要。

無料でも結構使える。

予想と違った時はアプリ側が外したのではなく、自分の体調が悪いのだなとハッキリわかる。

いや本当に生理に困る全ての人の味方だと思う。

 

Nike Training Club

ワークアウト・フィットネスプラン管理アプリ。無料。

運動不足を解消するため導入したアプリ。

自分の好みや運動習慣、器具の有無に応じたプランをアプリが作ってくれて、動画と音声の解説を聞きながら運動ができるというもの。

いやこれ無料でいいのかNike!?

私は完全に運動量ゼロ人間だったから、ひたすら初心者向けのプランでやってます。

まぁ初心者向けのワークアウトも結構辛いやつ多いんだけど・・・。

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リカバリーは休憩の日。

連続で筋トレやっても逆効果と言うし、やるとしてもストレッチ系がベターだよとのこと。

あとこれアスリートワークアウトというコースもある。

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よく見るとそうそうたるスポーツ選手ばっかだな!?

まぁNikeと契約してる人達とのタイアップ?みたいなものだと思うのだけど。

C・ロナウドの中級のトレーニングは相当辛いから気をつけろ!

多分今まで入れたアプリでも片手に食い込むぐらいお気に入り。

 

とまぁつらつら書いてきたのだけれど、ほかのアプリを紹介するには少々長すぎるので一旦区切る。

ほら、早く寝ないとせっかく建てた建物が壊されてしまうし。

ハレの日

高校以来の友人の結婚披露宴に出席した。

付き合いで行くのではなく、本当に真心を込めて参加するのだから、今までのどの式よりも丁寧に準備をした。

ドレスも買ったし、靴も磨いたし、メイクの練習の成果をだして髪だって巻いた。

自分なりの素敵なコーディネイトでバッチリきめて、電車に揺られ参列者の友人と合流して。

浮き足立ってはいたけど、テーブルについていたときはまだ冷静だったし、どこか甘く見ていた。

それが、どうした。

花嫁の彼女を見た瞬間、頭が真っ白になった。

その瞬間まで私は、あの子はまだ初めて出会った頃、あの学校の制服を着ていたあの頃のそのままだとどこかで思い込んでいた。

結婚相手の話も聞いてはいたし写真も見たけど、実物を見るのは初めてで、うわーすごーい人だー動いてるーなんてぼんやりとした感想をもったりして。

そんな新郎に対してなめた考えをしていたのは本当に失礼だし申し訳なかったけれど、一旦私の言い分も聞いてほしい。

そうでもしないと私が初めて会うあの子を直視できないのだ、涙腺が決壊するのだ。

 

青春だった。

楽しかった。

私が新婦や友人らとあったあの時間は本当に素晴らしくて、多分何億ドル積まれたとしてもあの頃を売ることは無いだろう。

そんな中でいつも新婦を思い出そうとすると絶対笑顔で浮かんでくる。

なんなら思春期特有の高めの笑い声だってついてくる。こう、文字に起こすとすると「ぃやーはっはっはっ」みたいな。これがまた可愛いんですよ。

辛いことがあったのはもちろん知ってるけれど、やっぱり記憶の中でも、いろんな種類が詰まった花束みたいな笑顔がふさわしい子だなって思っていて。

会えない時もあったけど、みんなで限られた時間をすり合わせながらお茶してご飯食べて出かけて旅行して馬鹿話してしんみりして笑って。

そうやってきたはずのウェディングドレスの綺麗な彼女、全く既知ではなかった。

初婚だからーとかそういう事実以上に、きっと自分がかなり感傷的になっていたからだと思う。

大事な友人が大事な人を見つけて、これからいっぱい幸せになろうとしている。

その事実がどうしようもなく嬉しくて、でもどこか切なくて。

今回の新婦は別にグループ初の新婦ではない。

けれど色々な都合もあったため、今回が友人の結婚式に出席する初めてで。

私は今回の新婦をみやりつつ、今まで写真でしか見ていない彼女達の晴れ姿を脳内で再現していた。

そして後悔していた。

出られる式は出ておくべきだった──たとえ会社に抗ってでも。

こんな幸せな場所に心から祝福するために出席できるのは、人生で何回あるのだろう。

そんな貴重なことを、人の代わりがきく仕事で潰すなんて、本当に勿体ないことをしたのだ。

 

そんなぐるぐるうずまく後悔は、新郎の最初の挨拶でふっとんだ。

詳しくは書かないが、ちょっとした笑いも起こったりして。

その様子をなんとも言えない、でも幸せな表情で彼女は見守っていて。

それを見ることが出来て本当に幸せだなぁと、式終盤で流れることになる涙を、その時は必死で堪えながら思っていた。

 

結婚おめでとう。どうか、それぞれが世界で一番幸せな人でありますように。

覆水盆には返れない、こそ。

罹病して1年半も会社を休むと、いい加減気がついてしまうことがあって。

好きだったものを昔のように楽しむことはもうないんだなぁ、と。

 

実は会社を休む前から趣味などでノイズが走るその傾向はあって、

まず親に病的とまで言われたほど本の虫だったのに、まったく活字が読めなく(読まなく)なっていた。

もともと仕事で馬鹿みたいに目を使うので、なるべく酷使したくないなぁとか、そういう手綱捌きをしているからかなとも思ったけど、明らかに違う。

どうやら本を読む集中力が綺麗さっぱりなくなってしまったみたいだ。

休職直前は自覚はなかったけど、今考えると本当に恐ろしい変化で、

仕事始めたてあたりは年間100冊は活字を読んでいたし、読む速度もハリーポッターシリーズの上下巻とかの分量を1時間半で読んでたんですよ、きちんと精読で。

それがどうしたことか、仕事休む直前で読んだ本の数はほぼゼロになり、新聞のひとつの記事を理解するにもへたすりゃ一日かかることもざら。

活字を読むには、私の周囲に漂う集中力を体力と根気でかき集めて向き合わないと・・・某ゲーム風に言うと「決意で満たされ」なければ全くのお手上げ状態だ。

とはいえそんな状態の集中力はなけなしのハリボテ。

本がなくては生きてはいけない人間が、本がない方があらゆる力を消耗しないですんでしまう人間に早変わりしたのだ。

 

ではドラマや映画やアニメなどの鑑賞はどうだったか。

それらって、文字に比べると映像だし、音もあるし、ある意味でわかりやすい。

読書が作者の物語を読み手が脳内で想像・再現する必要性がある(それだってれっきとした醍醐味なのだけど)のに対して、

鑑賞は明らかに表現が展開されていて、こちらがつくり手の世界に簡単に飛び込める。

喜怒哀楽、美醜、希望に絶望。

自分の好みに当てはまってしまえば、ありとあらゆる表現のオンパレードに心地よく身を委ねることは、まごうことない幸せじゃないか!

いいぞ・・・きちんと娯楽を楽しんでいるぞ・・・読書はなくともまだいけるぞ・・・

なんぞと浸っているとふいに誰かが語りかけてくる。

「これあと時間どれぐらいかかる?」

え、え~~~~この物語の序破急の序とか破の部分でそんなこといちいち聞きます~~~???

もちろんこれは他者からそう聞かれているわけでなく、サッカー日本代表 本田圭佑選手に対するリトルホンダよろしく、みつの中のリトルみつが言っているのである。

リトルホンダはきちんとどの番号を背負うべきか、本人の意思を尊重し伝えるべく出現したのに、

リトルな自分はあとどれほどこの作品に付き合わなければいけないのか、という体力的懸念を主張してくるわけだ。

映画って意外と体力も精神力も必要になるから、罹病した自分が弱気になるのはまぁ分かる。

にしても、だ。

これが正直めっちゃ邪魔。

例えば、アメコミ二大巨頭のMARVELの濃密エンターテインメント、ヒーロー大集合アベンジャーズ インフィニティ・ウォーとか、映画のためなら自ら高度何千メートルから飛び降りる、スタントでは足を折ったが死なない男トム・クルーズがおくる痛快スパイアクションの最新作ミッション・インポッシブル フォールアウトとか。

どれもこれも好きで心の底から楽しんでるのに、リトルみつがいちいちあとどれ位で解放されるのか気にしてくる。

最近唯一気にしなかった作品はシアーシャ・ローナン主演の青春もの レディ・バードなんですが、これ95分というコンパクトな映画尺かつ、展開もジェットコースターというよりは、コーヒーカップなのでリトルな自分もそもそも出番がなかった。

リトルという存在のなにが問題かと言うと、物語に没入するのが困難だということ。

引用した挙句リトル、リトルと連呼したが、そうやって時間を気にする自分は、そんな小さな存在じゃない。

作品に没入したい自分はノイズとなった別の自分に引っ張られて、映画館そのものを俯瞰させられ過度に距離をとらされて、なんか眺めなきゃいけないのだ。なんか。

そんな状態だから、好き嫌い良い悪いってなかなか自信をもって言えなくて、むしろ自分のこの半透明な繭みたいなものでくるまった判断を毎度疑う羽目になった。

 

しんどい。

身体のこと、心のこと、そんな状況になってしまったということ。

みんなしんどいけど、これまで好きだったものが素直に楽しめなくなったという事実が1番殺傷能力が高い。

昔はドの鍵盤を叩いたらドの音が綺麗に出た、みたいに世の中のものとリンクしていたのに、今は調律もしていないから叩きにくくてさびた音が出ているみたいだ。

読書も特に映画も、単純な趣味でなく職業にしたいとすら思っていた(思っている)憧れの存在なのに、嗜むことすらままならないのは、

これ前世で何かやらかしたか?いや今世でやらかしたからこうなってしまったのだな・・・と無駄なネガティブ思考もしてしまうし、こうなってくると昔と今の自分は同じ存在なのかとかいうスワンプマン的な哲学すら発動してしまう。

 

けれども両親や友人やお医者様らと喋ったりなんなりして、なんとか復職にまでこぎつけて。

やっぱり本を読むには結構集中力を使うし、映画でもリトルみつはでてくるのだけれど、この状態だからこそほどほどに、だけれど永く楽しめるものに出会えれば御の字だな、と思えるようになれた。

趣味に愛を注ぐのは大切だけど、それは本当に自分を豊かにできるものなのか?自愛が足りているのか?冷静な判断はついてるのか?

あの健康だった頃の無茶がきくと思っていた自分は、たしかに頭の先から足の爪先までパンパンに何かが詰まっていた。

量も質なんでも広く深く、まるで暴食のごとく貪っていたのだけど、時間もお金も物理も有限なのに妥協も出来ないのはそりゃ無理がたたってしまう。

今必要なのは何も無いという瞬間や精神的なゆとりだ。

昔のようにはもう楽しめないけど、1つずつ拾い上げるようなのんびりした楽しみ方もわるくないもんで。

 

これからは、水をあけた器に"好き"を余白と一緒に入れ込んでいく。