気の抜けた炭酸水でコーディアルを飲む

新年あけました。

本ブログを今年もよろしくお願いします。

今回の内容ですが、本当は年末に出したかったけれども間に合わなかったので新年一発目にまわした、というものになります。

昨年度中の気づきというか、人にとってはなんてことない心がけではあるけれども、これが始まりなのもまたいいかなと思って公開します。

 

生活の木のハーブコーディアルのエディブルフラワーが好きです。

onlineshop.treeoflife.co.jp

お湯で割ったり、ヨーグルトに少しかけたり。

これでラッシー作ってもいい感じ。

あの爽やかさと甘さが同居した味が癖になる。

コーディアルの定番は炭酸水で割ることだけど、一度にそんなたくさん作って飲むわけでもないし、炭酸のあるうちに消費したくて計算するわけだけどそれ通りに行くわけでもなく。

500mlのペットボトルを買うと使いきれずに冷蔵庫で眠ることになり、いつの間にかペットボトルに入ったただの水になって、結局コーディアルの炭酸抜け水割りになることも多々あります。

 

一度精神的にダメになり身体を壊し、その後ちょっと回復してから、なるべく自分のことを大事にしよう、セルフケアをやろうと思って自分なりにあれこれ調べて、必要なものを購入して、時間を割いて、とやってきて改めて気がついたのだけども。

例えばパックしたりとか。

家で筋トレしたりとか。

自分でちょっと良い料理を作ってみたりとか。

梨木香歩作品*1に出てくるような一個一個に心をかけるような丁寧な生活って憧れはあるけれども、日々生活の問題を考えるって、セルフケアって、自分を労るって色んな余裕がないとできないものだなと最近身に染みて感じている。

時間や金銭や気持ちの余裕。

どれか一つかけていると、自分を満足させたり甘やかせたりって本当に難しくて。

多分私には仕事をきちんとすることと同じぐらいエネルギーを使う。

そんな状態だと一つ一つのことが丁寧じゃない…まぁ言って仕舞えば“雑”、“手抜き”と言われる感じになるんでしょうね。

“上手に”使い切れずに冷蔵庫の中で炭酸が抜けた水1週間もあるというのもだらしがないということになるのだとは思う。

私の中でそういう“雑”な状態に対するコンプレックス及び自罰めいた感情はなかなか消えてくれないものだったりしました。

 

とは言えなんですけれども。

私は今も毎日2種類の薬を計5錠薬を飲んでいるし、元々人間なんてバグだらけのPCみたいに調子が良かったり悪かったりするわけで、さらに重ねるとこのCOVID-19のような突然出てきた病気やら色んな事象が吹き荒れる世の中で生きてて、そんなに常日頃余裕を保っていられるかなんて無理な話。

主に気持ちの問題で言えることなんですけど、余裕が“無い”という事実を否定して無理やり“有る”に持っていこうとしても、全部悪化するんですよね。

ちょっと余裕という言葉からは外れるけど、私が昨年繰り返し観たアニメにすごく良い言葉ががあったのでいつも心に留めてるのですが。

www.youtube.com

健康とは現実をあるがままに受け入れること」。

Health is about accepting and perceiving and dealing with reality on reality's terms .

              ミッドナイト・ゴスペル 第1話「王の味」より

 https://www.netflix.com/title/80987903

“アクセプタンス”という心理学的な意味合いも踏まえた話なんではないのだろうか(勉強不足)。

体調の悪さを受容することもまた健康で有る、というなんとなく今まで医者の指導を受けながら自分が苦しみながらも漠然と考えていた内容が、まさにこの言葉で私の中でちゃんと形になって根付いた気がして。

余裕がないことを含めた現実に対する処理にも同じことが言えると思っていて、ちょっと先が見えなくなったり、漠然と不安に襲われた時にまず今の状況を考えるのが前よりも上手になった気がする。

「今日は身体に余裕はあるけど精神的にきついので運動はやめとこう」とか「集中力続かなさそうだから映画もドラマも見れないから音楽鑑賞だけしてぼーっとしておこう」とか「ちょっと余裕出てきたわ散歩いこ」とか「金銭的に余裕ないから購入は来月に見送ろう*2」とか。

自分の状態を認めて行動を決められることが本当に過ごしやすくなったなって思います。

ルールや目標や決まったルーティンの設定とそれをクリアする努力も良いことだけれど、できない時の自分をどう見つめてあげるかをもっと重要にしてあげると病気と一緒に生きていけるなと。*3

もちろんこれって自分にあったお医者さんと適切な診断と薬による治療が土台にあっての話ですけど。

他者を抑圧する意味のない、本来の「自分で自分の機嫌をとる」ってことなのかな。

 

そんなことを考えながら炭酸が抜けた水で、こちらも実は賞味期限が切れていたコーディアルを飲む日々。

*1:西の魔女が死んだ」、「からくりからくさ」などの女と女が寄り添って営みをしている話が好きです。「家守奇譚」も好きですが。

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*2:実をいうと、衝動買いなども私の病状に関係があるので、ここの把握は単純なお金の問題以外でも必要になります。

*3:もしこの余裕のなさが自分の状態ではなく、仕事環境や家庭だった場合は話はべつです。セルフコントロールとかしてると体調壊すので気を付けましょう。