推し香水を求めて
先月、友達と遊んだのですが、私のお願いでとあるお店に行きました!
昨日ニッチフレグランス店NOSE SHOPにかっちゃんと行って思いっきり楽しんできた。個性的な香水が置いてあって試すの楽しかった!あと商品の紹介文が置いてあるんだけど、本当に魅力的な文章で、香り試してから読んだり、読んでから想像して香ってみたりした。創作するタイプのオタクにもおすすめ!
— みつ子🌤️ (@ima_2tabi_ma3e) 2019年12月19日
NOSE SHOP
ニッチフレグランスの通販|NOSE SHOP(ノーズショップ)
こちらの某所店舗にね、足を運んだんですよ。
Twitterでだいたいの概要は言いましたが、もう素晴らしくて語りつくしたい!あとTwitterで言うのがはばかられた妄想も言いたい!
というわけでブログに改めて詳細を書き記します。
そもそものきっかけですが、大学時代の友人とどっか行こうという話になり、私がたまたまTwitterの美容垢の方のつぶやきで知ったNOSE SHOPに興味持ち提案。
いいのがあれば自分用ギフトに買おうなんて考え。
フレグランス専門メゾンからセレクトした商品ってどんな感じやろと心持ちスキップしながらお店へ向かったわけです。
店頭には商品とテスターはもちろん、添えられた説明文が私たちを迎えてくれたのですが。
以下一例
ムーンダスト|月の塵(オードパルファム)
荒涼とした月の砂漠。月は地表に静電浮上した塵を孕んだ薄い大気を持つといわれ、それは湿った火薬のにおいだとか。遥か38万キロ先。ミステリアスで、未来的で、どこか詩的。
ムーンダスト|月の塵(オードパルファム) - ニッチフレグランスの通販|NOSE SHOP(ノーズショップ)
ヌン(オードパルファム)
古代エジプト人が「原初の水(NUN)」呼ぶ、世界の始まりにあったとされる水。その水を蓄えて、神々しく花開くホワイトロータス。世界が色めき、輝きだすような、全ての始まりを象徴したポジティブで神聖な花々の香り。
ヌン(オードパルファム) - ニッチフレグランスの通販|NOSE SHOP(ノーズショップ)
説明文が既に耽美だったり官能的だったりするんですよ、これが。
この文章が(自称)物書き見習いな私の粗末な細胞を素敵に刺激しはじめまして。
テスターで香りを嗅ぐ前からすでにこっちは大興奮です。
ただただ小声で説明文を読み上げながら「え、やば、え」と興奮する大人の爆誕です。
プレゼンは素敵、じゃあ商品は?となりますが、フレグランスそこまで詳しくない私から見ても、定番ももありつつ個性的なものばっかりでした。
甘くない香水というのがそこまで好きでない私でも、これなら積極的につけたいと思わせてくれた商品があり、いやほんと世界広がりました。
説明文を読んでテスター試して「あ、分かるううう」と言ったり「あ、これそう表現します?その引き出しありませんでした、やられたわぁぁ」とかなんとか言いながら、ただただ(店に迷惑にならないように良識の範囲で)ハッスル。
そんな興奮する私とは対称的に、同行してくれた友人はどこか静かに噛み締めるようなご様子。
楽しんでくれてるのか気になり友人に伺うと、とある香水の紹介文がまんま「とある人」とのこと。
オタクは察します、「ははーん、平たい今風の言葉で言うと推しね」と。
そしてオタクはさらに飛躍します、「よし推しの香水探そ!」(まじで声に出した)。
というわけで絶賛頭の中が、「ありったけの夢をかきあつめ、探し物探しにゆ」きたいONE PIECE再燃オタクは鼻息荒く店内を闊歩したわけです、落ち着いて欲しい。
ここでいう推し香水とは二つの意味を持ちます。
ひとつは推しキャラクターをイメージできるような香水、もうひとつは普通に好きな香水。
というわけで、この日は2つの香水をお迎えしました。
よくコスメとか人形で言う、「お迎え」って言葉、すごく対象と向き合ってる感じが出て素敵ですね。
コズメル(オードパルファム)
この情熱的なフレグランスは冷静と情熱の間をいとも簡単に行き来します。
メキシコの太陽から、男性の素肌とハーブのアロマが混ざり合ったような親密な香りは、フレッシュなタバコ、インドヘンプ、ベルベットの木の芳香がアクセントに。
そして、無人島の深い森の奥に流れる野性的な香り立ちへと変化を遂げるでしょう。
コズメル(オードパルファム) - ニッチフレグランスの通販|NOSE SHOP(ノーズショップ)
ぽ、ポートガス・D・エース!?
エースお前ここにおったんか、我ェ!!(いません)
香水見つけた順番が前後しますが、1つ買いを見つけてからさらに店内をぶらつき目に止まったのがこのコズメルです。
説明書き読んだ瞬間に頭の中で\エース!!/という文字が紙吹雪とともに弾け飛びました。
一応軽く説明しますと、エース、エースとさっきから連呼されている可哀想な人が私の推しであり、少年ジャンプで連載中の『ONE PIECE』の主人公の海賊の青年、モンキー・D・ルフィのお兄さんです。
悪魔の実の1つの「メラメラの実」を食べ、自由意志で体が炎になる白ひげ海賊団の2版隊隊長を任されています。
NetflixでONE PIECEのアニメが2020年1月現在で、ドレスローザ編まで配信されておりまして、最初から見返し、さらに2019年公開のスタンピード見て再燃したんですよね……。
そんな私の1番気になって仕方がないエースのような雰囲気を醸し出しているフレグランス、コズメル。
「情熱的」かつ「冷静と情熱の間を」行き来するとの一文でもうオタク心的に無理でした。
エースという人はルフィと雰囲気は似てるけれども、仲間さえ振り回す天衣無縫なルフィよりは幾分落ち着いててしっかりしていて、丁寧な挨拶もできる、みたいな感じで登場するんですよね。
それが後半物語が進むと結構カッとなりやすいというか、許せない部分に踏み込まれると歯止めをきかさないところもあり、本当に炎みたいな人です。
さて説明文に戻ると、続く「男の素肌」、「野生的」っていうのがありますが、もうすごいです。
エース、背中に自分の船長(親父と慕っている人物)のマークを入れ墨で背中に入れており、それを隠さないように基本上半身裸です、素肌です。
リアルタイムで追っかけてた頃から「いやすごい格好だなぁ」と感心したものです。
食事のシーンもね、ちょいちょい出てきますけど、お世辞にもマナーは良いとは言えないし、食べながらねるわ、骨付き肉も骨ごと咀嚼するわ、さすがルフィの兄、粗野だわ…。
というわけで説明文で既に色々やられてしまったわけですが、香水ですもの、香りはどうなんじゃいというわけです。
スパイシーウッディと分類されるその香りは果たして?
トップ|ベルガモット、ベトナムバジル、アロマ
ボディ|クラリセージ、インドヘンプ、ブロンドタバコ、アンバー
ベース|サンダルウッド、シダーウッド、お香、トンカ豆
めっちゃいい匂いです。
吹き出し口に鼻を近づけたときの香りがふわっと温かい甘さがある感じなんですけど、肌に乗せると良い苦味や香ばしさだったり、辛みが効いていたり、すっきりとパリッとした香りになります。
フレグランスでタバコが混ざってるとこんなにいい匂いなんだとうっとりすることしきり。
吹き出し口からの香りの時の甘さはトンカ豆なんですかね?
だんだん体温で甘さが出てくる気がするのですが、いわゆるフローラルな甘さじゃないから印象として、「かっこいい」感じなんです。
これつけてスーツやレザーテイストの服できめてみたいなぁ。
と言いつつもこの香り、意外とTPO問わず使えそうです。
エースは海賊なので海!というモチーフも大きいんですけど、育った場所が海沿いの山の中なので意外にウッディな感じがイメージから外れないんですよね、私の中では。
また今回の推し香水に甘さを求めておらず私にはすごくハマる香りで、手持ちに似た香水もなかったため店員さんに「これ下さい」ってすぐ頼んでました。
というわけで、「推し」をイメージできる香水、「推し香水」をゲットです。
続いては「推せる」香水。
ユナモレット ローラン ムレ|恋の余韻(オードパルファム)
永遠には続かないが、決して忘れられない、恋の情事。その複雑さを象徴する、ネロリとシトラス、スパイスとフローラルのダンス。甘くウォームなバニラとウッディさが、心をあの日に戻してしまう。
NOTE:
ネロリ、アイリス、ピンクペッパーコーン、カルダモン、パチョリ、バニラ、アキガラウッド・・・
ユナモレット ローラン ムレ|恋の余韻(オードパルファム) - ニッチフレグランスの通販|NOSE SHOP(ノーズショップ)
めっちゃいい香りです(二度目)。
説明文で「永遠には続かない」ってありますけど、肌に乗せた時にふわりとすっきりした、コズメルとはまた違った、多分パチョリとピンクペッパーのスパイスみが感じられるんですけど、本当に一瞬でほとんど続かないんですよね、めっちゃいい香りなのに。
そのあとはアイリスをベースにしたフローラルの甘さがすっきり香ります。
モチーフが続かない恋ということで、香りの持続性はそこまでないかな?
付けた箇所に鼻を寄せれば感じるんですけどね。
何度も何度も繰り返しつけて、浸ってたくなるような香りです。
これは「甘さ控えめの香水を探している」と店員さんに伝えて色々紹介してもらって見つけた香水で、一嗅ぎして心の中で「買います」って即決したもの。
コズメルは「甘さのあまりないかっこいい香り」なんですけど、こちらは「かっこいい甘い香り」です。
今ノート見て思ったんですけど、私シャネル№19といい、ユナモレットといい、ネロリとアイリスが好きみたいです。
ただ№19の方が格式は高そうな感じ、ユナモレットの方が個性的な印象です。
香水なんて嗜好品なんで当たり前のことなんですけど、これはただただ自分のために付けたい香りですね。
これ付けて妄想にふけ、夢をみる、そんな1日を過ごしてみたい。
香りももちろん魅力的なんですが、これを最初に「おっ」と注目した理由の一つがモチーフの「恋」なんですよね。
私、二次創作における最大属性が夢の人間なので・・・。
でもその「恋」 の再現度すごく高くてしかもいい香りということで素晴らしい商品だと思います。
惜しむらくは生産終了だかなんだかで、現在店頭分しか残ってないそうです。
私買うときも在庫あるかどうか、みたいな話になりましたが無事買えました。
今手元にあるだけでお別れしないといけない、本当に恋みたいな香水です。
というわけでとある日に購入した「推し香水」の紹介でした。
最近はもっと推しをイメージして香水を作れるお店があったり、もう公式がグッズとしてキャラ香水を販売する、なんてことも増えてきましたね。
香水も目に見えないけれど飾るものだから、身に付けるときは自由にポジティブでありたい、その一つの要素として「推し」というトキメキとこだわりを混ぜ込んでみた。
そんなとある日の買い物でした。
すごく丁寧に接客してくださったNOSE SHOPの店員さんに感謝!
現品は高いけど、香水ガチャというワンコインでランダムでサンプルサイズがゲットできるお店もあるそうなので、いろんな人に是非行ってみてほしいなぁ。