嵐コン落選と私Fes開催のお知らせ SideA

なんとみつさん(はい)、

ARASHI Anniversary Tour 5×20(うん)、

チケットの当落が(ヤメテヤメテ)、

なんと! (おっ)

当選が! (おぉっ!)

なんとぉっ!(マジでマジで!?)

 

出ませんでした~~~~(ゴチにな○ます ピタリ賞発表時の羽○アナ風)。

 

自分の名義で落選するのはもう連続5回目かな?

ライブツアーは一年に一回、連続5回目は5年目。

って事は、私と落選の関係も5×5 Anniversaryなんだね、って嬉しくねぇわ。

普段は私を連れて行ってくれる菩薩の友人も落選し(友人はなんとか親類の人に救済してもらえたよう)、アニバコンの恐ろしさを改めて認識した。

が、しかし。

認識だけではこの参戦できぬ哀しみは癒えない。

ああ・・・嵐さんに会いたい、ライブが見たい・・・。

ああ・・・ああ!!

 

 

 

 

そうだ、私Fes開催しよう。

 

 

 

 

仕方ないじゃないか、ライブ行けないんだもの!

ただライブに行く妄想するのもしゃくだから、私がライブして満足するしかないじゃないか!

というわけで以下セットリストと共に演出案や曲への思いを披露する。

もちろん私は歌手じゃないし作曲なんて出来ないので既存の曲で、カバーライブみたいなことを東京ドーム(仮)で開催する体である。

全曲ぶっ続け10曲程度の構成、バラけるように同じアーティストの曲を選ばないようにする。

みな、ブブゼラを持て!

 

"私Fes 気分が落ちて戻りし物語(The Holic: or Loss and Back Again)"

Overture 「ホビット庄の社会秩序」ハワード・ショア

ホビット庄の社会秩序

ホビット庄の社会秩序

  • シティ・オブ・プラハ・フィルハーモニック・オーケストラ, クラウチ・エンド・フェスティヴァル合唱団 & ニック・ライネ
  • サウンドトラック
  • ¥153

ライブ開始の演出では、VTRを流したい。

「すべては落選が伝えられたことから始まった」と各所に申し訳ない、地獄みたいなナレーションと共に不穏な映像が流れる。

「だが彼らは欺かれた。チケットはもう1つもあった。業界大手のYaho○! JAPANの、転売渦巻く"ヤフ○ク"で、転売ヤーは落選者全ての神経を逆撫でる1つのチケットを売った」とさらに地獄を流したあとに、はい来た!まるでどこかのホビット庄みたいな風光明媚な自然と可愛らしい家!なんか一心不乱にブログ書いてる人!そしてやたら郷愁を誘うアイルランド楽器で奏でられる名曲~~!!

不朽のファンタジー大作映画『ロード・オブ・ザ・リング』(以下、LOTR)および『ホビットの冒険』に出てくる、ホビット庄のテーマソングである名曲。

シリーズ通して作曲を担当したのは、デヴィッド・クローネンバーグ監督の大体の作品や、『羊たちの沈黙』『エド・ウッド』『ギャングオブニューヨーク』『スポットライト 世紀のスクープ』など数々の作品を音で彩った作曲家、ハワード・ショア氏。

LOTR3作品は毎回アカデミーとグラミーで作曲賞受賞してるんでどれも名曲ぞろいなんだけど、やっぱりこれが好き。

いずれ失われるが確実に人々は物語を紡いできたのだ、という指輪物語の一面もちゃんとあり映画音楽の中でも個人的に大事な曲。

指輪物語の中つ国は実は地球である、時代は7000年前の歴史の空白の期間である・・・設定を知っていると染みて来るものがある、エルフもドワーフホビットも、その姿を見なくなって幾久しく、なんて。

そんな設定を知らなくても、LOTRホビットも見た人はこの曲泣けると思うんだがどうだろう。

まぁ実際私は泣くけどね、ミュージックのシャッフルで不意に流れてくると、あれやそれやこれを思って、涙ぽろり~滲んでくよ~♪かーなし(ry

知らない方はぜひ音楽にも注意を払いつつあの映画を見て欲しい。

そしたら上のナレーションやタイトルのしつこいパロディ具合もお分かりになるはず。

 

1 「Come and get your Love」Redbone

Come and Get Your Love

Come and Get Your Love

  • レッドボーン
  • ロック
  • ¥255

リズム隊の奏でる音が流れて、暗いステージにぱっとスポットライトが当たると、ロングコートを羽織った私がお目見えだ、決して帰らないで欲しい。

こいつ棒立ちか?と思うのも束の間、ご機嫌なミュージックに身を任せながら踊り始めて、後ろのスクリーンはやたら引きの映像になり、Aメロ私の歌どん!でスクリーンの空きスペースに文字がどん!

The Holic: or Loss and Back Again

Whooooooooooo!!

元ネタはMARVELスタジオが誇る名作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(以下、GOTG)の主人公スターロードことピーター・クィルの登場シーン。

そして曲は映画の書下ろしではなく(これが映画のキモである)1970年代に活躍したアメリカのバンド『Redbone』の最大のヒット曲。ビルボードチャート年間で4位とのこと、すごい。

メンバーは全員アメリカ先住民の血を引いている。

音楽の教養が義務教育卒業程度な上、映画で初聞きだったから、普通に「あー洋楽だー」なんて所感で特に引っかかることなく堪能してたのだけど。

改めて色々YouTubeなんかで検索かけると、彼らの先祖から伝わる民族舞踊を行ってから曲の演奏を始めてたりして結構衝撃をうけた。

とはいえ発表する曲で取り入れてるジャンルは幅広くて、ソウルミュージックやスワンプ・ロックなどに分類されたりするそうな。

歌詞を英語素人が読んで頑張った結果、イデオロギー的主張はこの曲ではあまりなく(他の曲ではガッツリあります)、「一体どうしたって言うんだ、こっちきて来れ、君の愛が欲しい!」みたいなモーションかけてる恋愛歌と理解した。

言わんとすることは単純なのに、英語の韻を丁寧に重ねている上、演奏がすこぶる軽快で、聴きやすいのに癖になる仕上がりになっている、気がする。

とにかく気分が落ち込んでたらカンフル剤としてこの曲聞くと、健康的な高揚感が得られるぞ!

1回一人カラオケで歌ってみたけど(技巧的な上手さはさておいて)自分の口がきちんとハマると、とっても楽しい曲だ、機種がDAMならぜひ歌って欲しい。

 

2 「お祭りマンボ」美空ひばり

ぱっと会場がライブ特有の明るさに包まれて、先程までとはうって変わり、今度はラテンと日本の祭囃子が素敵にマリアージュしたこの曲で会場を盛り上げるぞ、かもなじょいなす!

昭和の歌姫、美空ひばりが15歳の時に発表した曲。

やっと全く映画(の私の思い出)に絡まない選曲ができた。

昔から父の音楽のプレイリストにはひばりの音楽があって、よく「川の流れのように」とか「柔」とか流れて親も鼻歌なんか歌ったりしてした。

なんでか最近無性にリピートしているのが自分でも分からないけれど、「景気をつけろ 塩まいておくれ」という部分がきっと取り巻く状況に合致しているんではないかと。

男も女も江戸っ子はお祭りが好きで忠告を無視しても騒ぎ倒す、という内容から一転して最後は災難に見舞われても「あとのまつりよ・・・」という歌詞だが、不幸になったちゃんちゃん終わりと言いたいのではなく、転んでもただじゃ起きない、また次の祭りに向けて力を蓄えるそんな力強さを感じさせるラストの盛り上がりが好き。

最近洗い物のときにわっしょいわっしょい歌ってるけれど、地味ぃにこの歌歌うの難しい。

意外にこの曲、明らかな高音みたいなのなさそうでサラッと歌えそうになるけれど、盛り上げて歌うところとかへんに力まないと歌の技量の無さが露呈する。

公式じゃないので貼れないが、ネットにあるライブの映像だと難なく歌っているけど、メリハリあって所作も粋だからやっぱり美空ひばりは凄いなと。

この曲を2曲目にした理由はわっしょいわっしょいの部分がコールになるし、クラップで盛り上がれるからと言うのもあるし、全体のプログラム見た時に、キリッとしまる曲が欲しいかなと思ったからである。

 

3 「I Wanna Be A Producer」レオ・ブルーム(マシュー・ブロデリック)

I Wanna Be a Producer

I Wanna Be a Producer

前述の祭囃子から少し間をおき、仰々しいなにやら不幸な、でもコミカルな伴奏が流れ、しょぼくれた男性たちが登場。

「Unhappy...unhappy...very unhappy...」という、劇中では会計士の悲哀がストレートに詰まったコーラスが歌い出し、悲しい、しかしそのうちきらびやかなネオンと女性たちで歌も華やぐのだ!

2005年に全米で公開されたミュージカル映画プロデューサーズ』のナンバー。

1967年に公開されたコメディミュージカル映画を、2001年にブロードウェイでミュージカルにし、また(ほぼ)オリジナルキャストでリメイクした作品で、2001年のミュージカルはトニー賞最多12部門受賞、歴代最多記録というとんでもない作品。

かつてはブロードウェイの敏腕プロデューサーとして名を馳せるも今や破産寸前のマックス・ビアリストック。

彼の会計士として派遣されたレオ・ブルームは、興行を成功されるより興行を失敗させる方が儲けが手に入ると気づく。

それを聞いたマックスは彼を抱き込み「絶対失敗する舞台」のためのスタッフを集め一世一代の詐欺をしかける、というもの。

英語が喋られないスウェーデン人の娘を主演女優にするのは序の口、時代設定1960年代だと思うが(衣装的に)、脚本はナチシンパのドイツ人が書いたヒトラー礼賛の「ヒトラーの春」を選び、ゲイで女装家の最低の演出家を引き入れた結果、脚本が暗いのはダメと「第三帝国第二次世界大戦に勝利する」内容になり、衣装もウィンナーなどをモチーフにした悪趣味なもので、コーラス隊のダンスがハーケンクロイツを模したダンスになったり・・・。

この映画色々大丈夫?と思うかもだが、製作と脚本はユダヤアメリカ人メル・ブルックスだから。

「Don't be stupid, be a smarty, come and join the Nazi party!」(馬鹿な事言ってないで利口になれ、お前もナチ党に入ろう!)って声の出演してるのメル・ブルックスだから。

そんなトンデモコメディに登場する曲「I Wanna Be A Producer」は、レオがブロードウェイのプロデューサーになるという夢を仕事中に思い返す歌。

シルクハットにステッキでキメたいとか、午後2時半まで寝たいとか、女の子のオーディションしたいとか、吐くまで酒飲みたいとか本当に俗物的な欲望しか言っていないのだけど、後半理由をぽつりと「'Cause it's everything I'm not」(何もかもが僕と違うから)と切なくこぼす。

このレオというキャラクターは気が弱くて自尊心があまり高くない性格。

あらゆるゲームや映画や小説とかで自己投影する身としてはこれにすっごく共感できる、本当にいい歌詞だ。

憧れは自分とは違うものに抱く感情でもあるから。

その後自分の芳しくない現状から目が覚めて「Stop the world, I wanna get on」(世界を止めてくれ、僕もそこに乗るぞ!)、「I'm gonna be a producer!」(僕はプロデューサーになるんだ!)、「Look out Broadway 'cause here I come!」(ブロードウェイに注意してくれ、今からそっちに行くぞ!)で盛り上がりをむかえ曲は終わる。

レオを演じているのは、青春映画『フェリスはある朝突然に』の主演や『ライオン・キング』の成長したシンバの声をあてたマシュー・ブロデリック

この人演技が上手くて気の小さい冴えない感じがよく出てて、会計事務所の上司とのやり取りとか、色んな意味で濃い舞台スタッフに振り回される感じがとってもいい。

この曲に選択するか他のにするかどうしようか迷ったぐらい全部の曲が好きだご、親しみがあり、あらゆる意味で歌いやすくて、タップダンスもスタンダードでカッコイイのでこれを選んだ。

全曲iPhoneに入れるほど大好きな映画だがtits(おっぱいのスラング)とass(おしりのスラング)で韻を踏む程度の品なので人を選ぶし、なによりマイノリティの表現がもう古いというか、解像度が低い部分もあるのは事実なのであまりおすすめはできない

演出としてこの曲のラストで一旦舞台袖にはけようと思う。

 

4「きょうもハレバレfeat.GUMI'S」ふわりP

【GUMI's】きょうもハレバレ【オリジナル】 - ニコニコ動画

気分がブロードウェイに向かって高まったら今までの曲にない、今っぽい掛け声とビタミンの塊みたいなメロディーが流れてくる。

ここでロングコートから動きやすい衣装にチェンジ、サビで腕を振り回すぞ。

VOCALOID3 Megpoidを使用して作られニコニコ動画に投稿された人気曲。

とにかく底抜けに明るいメロディーと、日常的な歌詞が特徴。

ボカロの曲ってボーカル聞かなくても検討つくくらいの特徴があって、これもそういう意味では結構ボカロの中で王道な曲だと思う。

歌詞の表記があえてひらがなやカタカナなのが、こちらの気分次第で好きな漢字を当てはめられたり、読んだ時に一つ一つの文字や単語を丁寧に拾う様な仕組みになっている気がしてなかなか楽しい。

サビで「あざやかに まちはかがやいている」という歌詞が何回か登場するとおり、曲の中の単位が「まち」でローカルでミニマムな感じがいい。

でも途中の「たびゆけば ゆけばわかるような きがしたらそれは いいかんじ」「せかいはつづく」とか、ちょっとずつスケールの広がりを感じさせるフレーズもある。

VOCALOID3 Megpoidは声優の音源からそれぞれ特徴にわけて、ネイティブ、アダルト、パワー、スウィート、ウィスパーというバリエーションが入っていて、この曲では上手くそれぞれ別人の5人として成り立たせてる(別人格として声の使い分けしてるので最たる例が「十面相」)。

個人だけの歌じゃないから単位が「まち」なのかなー、空の中に漂う生活のいい匂いが似合うなー、やっぱり明るいけれど後半の展開もあってどこかちょっと切なくなるなー、なんて聞く度に新しい発見がある曲。

メロディーや歌詞が好きだからこの曲を選んだっていうのもあるが、やっぱりMMDの影響もある。

基本この曲のMMDってモデルみんな笑顔だったり、楽しげなので、余計に刷り込まれているんですな。

弾ける笑顔でパッションしたい。

 

とまぁセットリストSideAをここまでつらつら書いてきたが、流石に長いので一旦閉めることにする。

SideBに続く!