梅干し作りの季節です その1

実は今まで梅干しを買って食べたことがなく。

というのも毎年東京の某片隅で母が毎年梅干しをつけていてくれるおかげなのです。

先日帰宅した時に玄関に箱詰めの梅があって、それが本当に爽やかで甘い香りなんですよ。

ああ、今年もこの季節なんだなと。

そんなわけで毎年手伝えるとこは手伝っているので、その1部を書き起こし。

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あらかた作業し終えてから思いついたもんでもう空なんですけど、梅です。

今年は11キロ購入。

まだ木の枝についてた頃の名残のヘタがあるので、楊枝をつかって取り除きます。

案外くるっぽろっと取れちゃうから力加減次第では楊枝の先がぐさっと果肉につき刺さることも。

あとこの段階で手に持って変に梅の実が硬かったり傷がついてるやつは、避けます。

だいたい虫やら鳥やらが美味しく頂いてるやつです。

その後焼酎をつけた布でさっと拭き取り。

梅の実と塩をミルフィーユみたいに重ねます。

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この段階ではまだ塩は控えめ。

最終的に全体の11から12%の塩分濃度にします。

つけ込めば数日で梅自身から水分が出てきます。

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こちらは消毒の時に避けた梅。

これで何するのか、梅干しに適さない梅からは梅ジュースを作ります。

一旦冷凍してから砂糖でつけて梅シロップ作って炭酸とかでわります、美味。

 

もう夏です。

ヒーローがいた11年

アベンジャーズ/エンドゲームを公開初日に見てきました。

Twitterでふせったー使いつつ散々呟いたし、公開から1ヶ月だったけれども、思い出話でもしたいと思います。

もちろんエンドゲームのネタバレはしませんが、鑑賞後の人間が書いているので気をつけてください。

書いといてなんですけど、絶対になんの情報も入れずにエンドゲーム見た方が絶対にいいです。

MCU初見でも楽しかったって感想見たけど、できることなら私は今劇場で1回見るより、それまでの作品全部見て、ソフト化待った方がいいんじゃないか、そんな気もしてます。

いや、映画は好きに見よう!

 

私のMCU作品の一発目はアイアンマンで(当時はMCUというくくりはなかったけど)、その時は主演のロバート・ダウニーJr目当ての両親に連れられて言ったのが最初です(MARVEL映画だと・・・1998年公開のブレイド、その次が2000年公開のXメンですね、マグニートーことエリック・レーンシャー一押しです)。

当時の私のロバート・ダウニーJrの印象って「素行に難ありだけど演技上手い人」って感じでヒーローなの?と思ってたりしてて、逆に父親は「なんでコミックの映画"なんか"にRDJが・・・」なんて言ってましたけれども。

劇場を出た時、スキップしたくなったのを覚えてます。

ざっくり言って、アイアンマンことトニー・スタークさんは軍需産業で世界平和を大真面目にしていたら、自分の武器がコントロール外のところにまで流れていて、結果テロリストに武器渡してたっていう結構取り返しつかないようなやらかしをして、ヒーローになるんです。

たぶんこの死の商人としての生い立ちが受け入れられない人も、そりゃあいるはずです。

しかも自信過剰で傲慢で派手好きでナルシスト、口を開けば人を煽る煽る・・・。

でもこれがすっごい魅力的で。

現実を見たあとで、それまでの行いを反省して、持てる全てを使ってアイアンスーツを作って平和のために戦おうとするんですよね。

今文字起こししてて思うけどまぁ厄介というか難しいキャラクターを、ロバート・ダウニーJrが「え、本人?」レベルでやってて。

トニー・スタークは確かに失敗しているけど、そこからまた飛翔するって言うのがめちゃくちゃ私にはまる映画だったんですよね。

その後大きい本屋のアメコミコーナー覗いて、どれ買っていいのか分からなくて、まさか最初にDCのウォッチメン原作買ったり(当時区別がついてなかった)もしましたけど、もうこの時点でアメコミ映画とアメコミと細々付き合っていくのが確定したわけです。

そしてその後アイアンマン2があり、ナターシャ・ロマノフという最高のスパイに出会って。

その後公開したキャプテン・アメリカは関連があるらしいと聞いたので意気揚揚と劇場に行ったわけですよ。

シアターにいたの私一人だけでした。

・・・いやいやいや、平日とはいえこれはないだろう。

公開終了間際の「GANZ Perfect Answer」だって5人いたよ?(私と父と母とカップル、以上)

みんなギリギリに来るのかな?って思って最後まで鑑賞したけど、私の知覚だと誰も劇場に入ってきませんでした。

でもそんなことおかまいなく、トニーとは違う正統派なヒーローのスティーブ・ロジャースにめちゃくちゃ鼓舞されて。

その後でなんかヒーローが集合するアベンジャーズを楽しみに見た初回。

自宅鑑賞で予習済みのハルクを楽しみにしてたんですが、2度目ましてのブルース・バナー見て「誰?」ってなったの懐かしいです。

ほんと当時アベンジャーズ関連の情報仕入れてなかったので、ハルクを演じた役者3人いるの知らずに見てました。

さらにいうならアベンジャーズのメインヴィランのロキとアベンジャーズメンバーのソーを見ても「誰?」ってなってました。

ほんと当時中略、マイティ・ソー見てなかったんですよね・・・。

今の私からすると、結構歯抜けな状態でみても全然問題なく。

当時賛否両論(主に否)あった「日本よ、これが映画だ!」っていう絶妙にダサい(個人の感想)コピーにもなんか納得しちゃうぐらい熱を感じて興奮を覚えて。

まだまだ続くらしいとのニュースを見て、絶対追っかけていこうと決意して。

いや本当、最初はヒーロー映画"なんて"一部の人が見る「所詮B級」みたいな雰囲気が漂ってたように思います。

それがあれよあれよという間にマニアだけがみるものから、老若男女が映画館に行って鑑賞するものになってて、映画館の席の埋まり具合が1人でキャプテンアメリカ/ファーストアベンジャーを見た時とは全然違うものになってて、エンドゲーム初日鑑賞では感慨深かったです。

 

なんでこんなにヒーロー映画が好きになったのか、純粋に楽しいとか、そういうこともありますが、その他の理由の一つにマーベル・コミックのレジェンド、スタン・リーの「マーベルは常に"窓の向こうに広がっている世界"の反映である」という言葉があります。

A Message From Stan Lee - YouTube

フィクションであっても人種や性別や宗教などからくる差別や問題と戦うヒーローを描くというのが理念で。

マジョリティのヒーローだけじゃなく、黒人のヒーローのブラックパンサーだったり、女性のヒーローキャプテン・マーベルだったり、映画化はまだだけど、アジア人のヒーローのシャン・チーがいたり、誰かにとってのヒーローが揃っていて。

スパイダーマン スパイダーバースで主役が黒人の少年のマイルスになったとき(他にも女性のスパイダーマンが出てきます、2人も!)、スパイダーマンは白人男性だけがなれるものではなくなり、多様性がでてきました(数年前、ソニーはピーター・パーカーの条件を「白人の異性愛者」である、と決めていたことがリークされたりもしてました)。

海外の黒人の(特に)男の子がすっごい喜んだと思うんですけど、私はDCのワンダーウーマン、そしてキャプテン・マーベルで本当に見てよかったなって嬉しくなりました。

両方とも悪い意味での男性像や抑圧から解放されてるヒーローがかっこよく描かれてて、今現在のある問題に対するアンサーが思いっきりメッセージになっていて、特にキャプテン・マーベルみて泣いたし、背筋伸ばして劇場をあとにしたりしたもんです。

フィクションはフィクションとして成立する作品もありますが、現実と分離したり壁を作ったりせず、娯楽一辺倒にならず、ヒーローと一緒に苦しんだり立ち上がったり、そして勇気を貰えたのが、こんなにはまった理由なんだろうなと思います。

 

精神的に辛い時期もあったんですけど、ブルーレイ見返したりして、好きなシーンだけ見返したりして、何度勇気を貰ったことか・・・。

エンドゲーム見ると作品だけじゃなく、そんな個人の思い出までもが走馬灯のようになって襲いかかってくるので卑怯です。

話の内容も色々思うとこはあるっちゃあるけれど、感情もかなり揺さぶられて、たぶん今年、いや生涯で数本に入る作品になりました。

次公開のスパイダーマン ファーフロムホームで、MCUの第1フェーズ"インフィニティ・サーガ"が終わりとのことで、ここでMCUに一区切りがつくわけです。

これからさきのMCUもきっと新しいヒーローに出会わせてくれるんだろうな、そう思うと同時に、私の人生に、トニー・スタークもスティーブ・ロジャースもソーもナターシャ・ロマノフもブルース・バナーもクリント・バートンも存在した、そう強く思いました。

今までの作品に全てに関わったキャラクター、スタッフ、キャストに感謝します。

I love you 3000, Excelsior!!

花見

今週のお題「桜」

 

先日家族と近所の近くの結構大きめの公園に花見へ行きました。

お弁当とかお酒とかではなくて、うちはミスドで買ったドーナツと紅茶をもっていって桜を楽しむんですがまぁ、

めっちゃ人居た。

きっとうちの地域の人と小型犬が全部集中したんじゃないかなって思うくらいの人口密集ぐあいでした。

なんか当日イベントやったりキッチンカー来たりしてたみたいでそりゃ人も集まるわと。

 

でもメインストリート的なところから外れるとまぁまぁ空きはあって無事場所取り成功。

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全体的に満開と言うよりは蕾もちらほら目立ってましたね。

今週末凄いことになりそう。

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花より団子。

さくらフレーバーのオールドファッション、爽やかな風味がありました。

抹茶味でもよかった。

 

それにしても最近都市部で小型犬ばっかり見るのはやっぱり集合住宅で飼いやすいからかな?

私の子供の頃は道で大型犬、中型犬、小型犬がお互いあいさつしたりするのよく見たけど、最近はないなぁ。

悲しみ。

 

そんなゆるめ短めの記事でした。

2018年心に残った映画を語ろう(ネタバレ注意)

Twitterハッシュタグに#○○年映画ベスト10というのあるのを知ってる人も多いと思います。

要するにその年自分が見た映画で好きなものを挙げる(ランキングする)っていうやつなんですけど、他の人の見ると全く被るってこともそうそうないので面白いですよね。

そんなわけで2018年のマイランキングはこちら。

体調の不調もあって見た作品はわずかでしたけど、ほとんどの作品が自分にとっていい作品だったのが幸い。

これを呟いて数ヶ月たったので、改めて特に頭や心から離れない作品について語ります。

ほらまだ年度末だし。

改元前だし。

 

この先、各作品の結末や核心に触れているので、閲覧には注意してください。

 

スリービルボード(原題:「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri」)

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監督・脚本など マーティン・マクドナー

キャスト フランシス・マクドーマンド

               ウディ・ハレルソン

               サム・ロックウェル

 

あらすじ(公式サイトから引用)

その看板広告(ビルボード)は、嵐の前触れだった——。
アメリカのミズーリ州の田舎町を貫く道路に並ぶ、3枚の広告看板。そこには、地元警察への批判メッセージが書かれていた。7カ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッドが、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。署長を敬愛する部下や、町の人々から抗議を受けるも、一歩も引かないミルドレッド。町中が彼女を敵視するなか、次々と不穏な事件が起こり始め、事態は予想外の方向へと向かい始める……。

 

主な登場人物は3人。

この物語の主人公、ミルドレッド。娘息子の2人を1人で育てていたが、娘のアンジェラが強姦殺人事件の被害者になってしまう。その後遅々として進まない捜査に不信感と怒りを抱き、アンジェラが殺害された現場(他の街とエビングをつなぐ道路そば)に、事件の未解決を訴える3枚の広告を出す。

エビング警察署長のウィロビー。人格者で街の人から慕われる中、アンジェラの事件が起き、なかなか捜査が進まない中でミルドレッドの広告で名指しされてしまう。実は末期の膵臓ガン患者で余命幾ばくもない。

ウィロビーを慕う警察官ディクソン。レイシストで短気で暴力的で、ミルドレッドの警察糾弾の行動に腹を立て行動する。実はある秘密を抱えている。

 

エビングという町は架空だけど、ミズーリ州は現実で愛称が「疑い深い町」、共和党民主党の支持率が拮抗していて、アメリカ大統領選を占う場所。

主要登場人物が、結構苛烈なキャラクターのため誇張されすぎ?とも思うかもしれないけど、だんだん受け取側の心に馴染むのは、役者の技量と監督らの演出力の賜物かつ主張が際立っているからだと思う。

実際の白人警官が黒人の市民を射殺したり、暴行したりした事件、神父による子供への性的虐待を隠蔽するカトリックへの言及があって、なによりアンジェラの事件というのが、イラクで米兵が起こした事件と同じで、実際にあったと知って嫌な気分に。

吐き気を催す邪悪とはこのことだろう。

でもこれ現実の一端でしかない。

娘をなくしてもはや失うものはないように振る舞うミルドレッドも、みんなから慕われている警察署長を糾弾する広告の掲載して、犯罪被害者遺族から街の憎まれ者になり、嫌がらせをされたり脅されたり、立場が転落するのがなんともリアルです。

 

映画としてはヒューマンサスペンスで、こういう映画では事件の解決、犯人の逮捕が重きを置かれて鑑賞されがち。

でもこの作品が巧みで本当に好きなのが、刺だらけの登場人物の心の氷塊が溶けるさまを豊かに描かれているからなんです。

言っちゃえばこの作品、犯人わからず事件としては解決しないんですよね。

公開されてから結構たってからも犯人は誰だ、実はあの人物じゃないかなんて騒がれたりしたけれど、

そこがリアルでもある。

現実こういう事件は全て解決する訳では無いし、なにより被害者や被害者遺族の心の傷が全ていえているとも言えない。

でもこの作品は時として事実や罪の影になってしまいがちな、残された人々の心の解決の始まりであり、傷ついた人が暴力という武装を脱ぎ捨てる話でもあるんです。

そこが本当に好きで好きで。

救われ始めているのがミルドレッドだけでなく、暴力の嵐みたいなディクソンも含まれてるのがいい。

2人で最後、アンジェラの事件に似た性暴力をふるった加害者を殺しにドライブするんだけどまぁなんか笑顔が爽やかで。

憑き物が落ちたディクソンも、「本当にやつを殺す?」なんて優しく聞いて、柔らかい表情になったミルドレッドも「行きながら考えましょ」なんて言って。

いやこのふたり間違いなく最強のコンビだ!

暴力性のことより、なんというか落ち込んでまた上昇しつつあった段階で、かなり精神的に繋がったんじゃないかと。

きっとこの先も困難があるだろうけどこのふたりなら互いに助け合ってそう、なんやかんや。

これだけ現実世界の問題点をあげながらもこんなに希望に溢れてるのは、もはやこの作品が祈りの楔なのよと言っても過言ではない。

映画はドライブする2人で終わりで、実際別件の加害者にどうしたかは描かれていないけれど、たぶん殺さずに終わるんだろうな、と映画を見て思いました。

まぁ息子の同級生にしたみたいに、股間くらいは蹴り上げそうだけど。

ブラックコメディー的要素もあるのでぜひ視聴してみては?

 

へレディタリー 継承(原題:Hereditary) R15指定

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監督・脚本 アリ・アスター

キャスト トニ・コレット

               アレックス・ウルフ

               ミリー・シャピロ

               カブリエル・バーン

 

あらすじ(公式サイトから引用)

グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。娘のアニーは夫・スティーブン、高校生の息子・ピーター、そして人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に家族を亡くした哀しみを乗り越えようとする。自分たちがエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでいたことに気づかぬまま・・・。

やがて奇妙な出来事がグラハム家に頻発。不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声がする、暗闇に誰かの気配がする・・・。祖母に溺愛されていたチャーリーは、彼女が遺した“何か”を感じているのか、不気味な表情で虚空を見つめ、次第に異常な行動を取り始める。まるで狂ったかのように・・・。

そして最悪な出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊。そして想像を絶する恐怖が一家を襲う。
“受け継いだら死ぬ” 祖母が家族に遺したものは一体何なのか?

この映画の感想を一言で言うと、まさしく悪い夢を見た、なんですけれども。

自分はあんまりホラーが得意な性質ではなく、かといってグロの耐性もあるわけではなく。

なんて言うか、エイリアンの襲撃シーンとかCSIやクリミナルマインドの解剖だったり犯罪シーンは大丈夫なんだけれども、とりあえずグリーンインフェルノ(カニバリズム)とかパージシリーズ(犯罪祭り)はダメ、みたいな人間です。

あ、リメイク版Itは怖がりつつ楽しみました。

そんな人間でもまぁトレーラー見てなんか、良さげだなと思ってきになったので、一期一会、物は試しとなんと1人で見に行ったんですが。

 

いやー見に行ってよかったです。

1つの家族がとある理由のために完膚なきまでに崩壊させられて行くさまをただただ眺めるだけの映画なんですよ。

ひでぇ話だ。でも面白い。

物語冒頭からもう引き込まれるてしまって。

母親のアニーがミニチュア作家で、そのアニーが作ったミニチュアの家の2階の寝室にゆっくりズームインすると、いつの間にか切り替わって息子のピーターが寝てる部屋になったりと、なにが現実と作り物の境が曖昧だったり。

だんだん物語終盤になるにつれミニチュアが不穏になるのはもちろん、これカンペキに家族誰かの支配下に置かれているって暗示だし、しかもこれ見てる私らは映画館っていう箱の中に居るし、想像力が働いて怖い怖い。

この映画そこまで大きい音とか突然○○みたいなびっくりシーンがないんですけど、やたら不安や猜疑心を煽ってきて、だんだん身動き取れなくなって来る感じなんですよね。

冷たい冷水で足元冷やされて、最初はよかったけど最後の方はもはや全身、心の臓まで冷え切ってしまった、そんなテイスト。

アニーはもともと精神的に患ってるところもあって、途中から襲う何某から家族を守ろうとするんだけれども、カウンセルの専門家の夫のスティーヴンや母親の夢遊病で恐怖させられた息子のピーターからはなかなか信じてもらえない。

そのさまがまぁアニー演じるトニ・コレットが上手くて、こちらの精神まで蝕んでくるかのようです。

他のキャストもすごくいい味出してるんだけど、やっぱりチャーリー演じるミリー・シャピロ嬢の存在感がすごい。

何が怖いって、この映画一番チャーリーが怖かった。

なんつーか殺意剥き出しとかでもなく、淡々としながらやおら鳩をもちつ、ちょきん✩とかしちゃうんですよ。

何もかも淡々。

でも淡々としてなかった時が本当に異常事態という・・・なんせ彼女もまた駒ですから。

話の肝はホラーLv1の初心者でもよくある話かなとは思ったんですけど、淡々具合と爆発具合の緩急といい、演出力にしてやられました。

まぁ何がいちばん怖いってこの映画の一部に監督の家族との実体験が含まれてるってのがね、まじもんのホラーですよ。

私の予想は起きたら枕元にたった母親が包丁持ってたってたとか、シーン終盤で裸の知らん人らに囲まれたとかだと思ってます。

それ以外だと怖くなる、私が。

悪夢必至の良作、是非ご覧になっては?

実際後悔しなかったし、すんごい寝覚め悪かったです。

でもオススメ!

アリ・アスター!!覚えたからな!!

 


うわーい!新作(あえて)たのしげで(わざわざ)あっかるーい!!

 

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(原題:Avengers: Infinity War)

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監督 アンソニー・ルッソ

        ジョー・ルッソ

製作 ケビン・ファイギ など

脚本 クリストファー・マルクス

        スティーヴン・マクフィーリー

キャスト ロバート・ダウニーJr

               ジョシュ・ブローリン

               書ききれない

 

あらすじ(公式サイトから)

正義とは、何か。
映画史上最大の衝撃作
6つすべてを手に入れると、一瞬で全宇宙の生命の半分を滅ぼす無限大の力を得る“インフィニティ・ストーン”。そして、その究極の石を狙う“最凶最悪”の〈ラスボス〉サノス。彼の野望を阻止するため、ガーディアンズドクター・ストレンジスパイダーマンブラックパンサーたちも集結した、最強ヒーローのチーム“アベンジャーズ”が、人類の命運を賭けた壮絶なバトルに挑む。
果たして、彼らは地球を、そして人類を救えるのか?

 

 

 

 

 

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この先本当に結末に触れています、ご注意を・・・。

 

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いやー。

 

いいバッドエンドだった!

 

アメコミの雄、マーベルが誇るヒーロー大集合映画の3作目です。

アメコミ映画と言うとなんかやたら「B級」とか「悪い意味で単純」とか「浅そう」とか言われますけど、「どうあれ面白いわ!」と声を大にして言う今日この頃です。

アベンジャーズって各作品見ても最終的にはヒーローがきちんと勝って平和をかちとりますけども、これ、ヒーロー合わせて全宇宙の生命の半分死にましたからね。

そしてラスボスであるサノスさんの「あーやり切ったわー」みたいな顔出終わりですからね。

なにいい表情してんだ丸太ぶつけんぞ

 

まぁこれアベンジャーズ、とタイトルは打ってるけれど、もはやサノスの本懐を遂げるお話しでして、キャラクター別出演時間を見るとぶっちぎり1位だし。

その出演時間で懇切丁寧になんで今までの作品で暗躍してたこの人が、宇宙各地で人口半分に減らしたり、宇宙の特異点からなったすごいパワーをもったヤバい石を集めたがってんのかハッキリします。

この人はね、宇宙全体で増えすぎた人口によって引き起こされた資源不足からくる不平等や貧困といった不幸を無くすために強制的に平等に宇宙の生命間引き隊隊長おじさんなんです。

これが悪意はないんです、めっちゃ独善的だけど。

志を持って動いてるんです、他人の意見聞かねぇけど。

やべー石手に入れるために(歪み倒した)愛情を抱いた養い子の命だって捧げるんです。

ぱっとみ、ヒーローっぽいムーヴですけど、まぁその後やることは大虐殺だから。

ぼろくそ言ってるけど、ヴィランとしてはめっちゃくちゃ魅力的なんですよね。

石を手に入れるために養女のガモーラを崖から落とすときも涙なんかほろりと流したり、しかもその時流れる劇伴が悲壮感たっぷりでまるでサノスのお気持ちに寄り添うかのようで、まぁめちゃくちゃ憎い演出されてるんですよ。

ダークナイトのジョーカーが例でよくあげられますけど、ヒーロー映画ってヒーロー以上にヴィラン(悪役)の魅力もすっごい大事で、そういう意味ではこいつ100点満点だろうと思ってます。

あと肝心のヒーローサイドですけど、主要なキャラクター30人近くいて、出演時間の差はあれどみんな見せ場あったし魅力的だったしで、よくまぁ2時間30分でこの話まとめ切ったな、やっべーなと思います(いい意味で)。

そしてバッドエンドといいつつ、エンドロール後にチラ見せしてきた新たな希望・・・!!

にくい、本当ににくいことをなさるぜMCU

私は新たな希望のキャプテン・マーベルでアホほど泣きました。

かけがえのないヒーローを失ったけど、残ったアベンジャーズとインフィニティ・ウォーには出てこなかったキャロル・ダンバースと、スコット・ラングとなによりクリント・バートンと、あとこの製作陣ならエンドゲームで勝利と平和を勝ち取っくれるんだろうな、あと映画めっちゃ面白いんだろうな、そう思います・・・。

まぁ監督のルッソ兄弟が「エンドゲームはインフィニティ・ウォーより衝撃的」とか言ってるんで、まあBIC3死ぬんかな、とか思ってます。

アメコミではよくあること。

 

長々書きましたが、しばらく時間置いてまた修正するかも?

みなさんの2018年の語り明かしたい映画はなんですか?

嵐コン落選と私Fes開催のお知らせ SideC

長らく引っ張ってきた、というか年をまたいだ私Fesセトリもとうとう最終回。

年はまたいでも年度は跨いでないのでセーフ根性で更新してきましたが。

 

よもやこの記事をグダグダ書いている間に、嵐の活動休止が発表されるとは思ってもませんでした。

すごい衝撃ではあったけれど、誰だったって好きな仕事でも休養って必要だし、ぜんぜんお休みしたっていいんだよなぁ。

特に日本人は悪い意味での『仕事=人生』という固定観念というか風習というかお化けにとりつかれすぎていると思うので、「休みたい」と言った大野くんの一言は逆に安心しました。

特に去年は同事務所で体壊すニュースがあったので、芸能人だろうがなんだろうが働きすぎるのは良くない、私みたいに精神にきても大変だし。

そう強く思えるのは今までたくさんの楽しさを彼らからもらったからだと思います。

2020年まで楽しくよろしく。

追加公演当選しますように。

 

とまぁ思いはここまでにして。

今後のためにも自分のイメージの言語化はもっとスムーズにしなきゃなと反省しきり。

なお、今回曲を紹介するにあたり、映画の核心にまで触れているので、読まれる際は気をつけて頂きたい。

それではみな最後のブブゼラを持て!

 

"私Fes 気分が落ちて戻りし物語(The Holic: or Loss and Back Again)"

アンコール1 「Another day of sun」ラ・ラ・ランド キャスト(ネタバレあり

映画『ラ・ラ・ランド』サウンドトラック - アナザー・デイ・オブ・サン (LA LA LAND CAST) - YouTube

一旦照明が通常のものになると、観客もえ?もう終わり?とざわめき立つ。

とそのざわめきの間から車のクラクションやカーラジオやエンジンの音が、 湧き上がってくる。

え、まだなんかあるの?と気がついた観客の耳に軽快なピアノの音色とハミングが流れ、ステージに自動車が進入、運転席の私が当時交際していた彼を駅に置いてきたという昔語りを歌う。

日本でもヒットしたミュージカル映画ラ・ラ・ランド」のオープニングナンバー。

俳優志望のミア(演:エマ・ストーン)とジャズピアニストのセブ(演:ライアン・ゴズリング)の恋愛と夢を叶えるまでの物語。

ラ・ラ・ランド」はアメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスの別名だそうで、言わずもがな世界有数の大都市でエンタメの発信地ですな。

あと現実離れした世界、精神状態という意味もあるそうで。

役者の卵のミアはオーディションに落ち続けて芽の出ない日々、ジャズピアニストのセブもジャズの演奏を提供する店を持つという夢がある一方で、勤め先のレストランで契約通りに曲を演奏しなかったことが原因で解雇されてしまう。

解雇直前の演奏に惹かれたミアをセブは邪険に扱うがその後のとあるパーティーで二人は再会、その後二人は夢を語り合い恋に落ちるが・・・というロマンティックなミュージカルです。

これがまぁ結構見た後の感想が分かれる作品で。

「好きじゃない」「嫌い」とかなら「あー確かにあれそれは好み分かれるよねー」となる映画です。

で、「Another day of sun」なんですが、これがまさに夢追い人の強さを歌ってる曲です。

渋滞したハイウェイでいわゆる芸術家などの「卵」な集団が歌い踊るって印象的なシーンで「落ち込んだってまた這い上がって登りつめる、また太陽がのぼり新しい一日が始まる!」と言ってて、逞しいんですよ彼ら。

この瞬間でもう好きってなったんですけど、曲に参加しなかったけれども渋滞の中にはちゃんとミアとセブがいて、「あーこれ主役の二人はくっつかないな」っておもったら案の定だよ。

このふたりの恋愛は夢を叶えるためのステップアップであって、決して添い遂げることが第一ではないわけで。

このあとの2曲目も「Someone in  the Crowd」も「きみを高みへ連れていく誰かがいるよ」という話で恋愛のレの字も出てきやしない。

ラ・ラ・ランドというこの映画、セブとミアの交際期間をとりあげたというより、夢を叶えるため恋愛が必要だったって内容だと思うんですよ。

まぁ昔のロマンチック映画も、本人達の選択とはいえ恋が成就しないものはいくらでもありますしね、ローマの休日とか。

ただまぁこの映画のいやらしいところが、お互い成功して過去に戻れないあとにひけないタイミングで2人が再会して、もし恋愛がなにもかもうまく行っていたらって幻想を見せてくるんですよ、まさにラ・ラ・ランド

出会いからやり直して、今までの曲振り返ってなんせ、子供が出来て幸せで満ち足りた映像が観客を襲うんですよ、ミアはもう家庭があるのに

映画館の中て、あーこれが2人のラ・ラ・ランドかー、と思ってしまいました。

まぁそんな感じで2人はつかの間の再会の後、しめやかにそれぞれの道を歩むということになります。

だとしてもこの映画はオールハッピーエンドなんですよ、だって夢追い人の映画だから。

オーディションに落ちようが、廃れた芸術と揶揄されようが、離れ離れになろうが、また立ち上がって進み続ける人々への賛歌なんです、「Another day of sun」とその他の楽曲は。

そう、落選しても追加公演があったように!

と冗談はさておき、本当に始まりや、やり直しにふさわしい曲なのでぜひ視聴してみては?

あの映画のパロディがメッチャ面白い!第74回ゴールデン・グローブ賞オープニング映像 - YouTube

映画「ラ・ラ・ランド」 よりパロディー動画 第2弾 『オーディション』(アカデミー賞の夜Ver.)by ジェームズ・コーデン 日本語字幕付き - YouTube

海外でもパロられてるので、そちらもぜひ。

一本目はあのライアンも出てるよ!

 

アンコール2 「A・RA・SHI」嵐

「Another day of sun」のジャン!というクライマックスから間髪入れずに、特殊効果のスモークがどん!とたかれ、「ティキソーソー、ティキティキソーソー」とノリのいいラップ、そして早替えが観客を襲う。

そう、伝説のスケルトンです(ちゃんと上は着ます)。

嵐のデビューシングル「A・RA・SHI」。

やっとこの無駄に時間がかかったシリーズができる元凶のお出ましである。

1歌手1曲縛りを地味に設けていたこのシリーズ、これは外せないと1発で決まった最初の曲です、そしてアンコールっていうのも外せなかった。

初めて聞いた時はそんなピンと来なかったんだけど、やっぱ嵐を好きになるとどんどんハマる曲になりました、好きってすごい。

私がこの曲を生で見て聞いたのは国立競技場でのコンサートで、ノリのいい部分のコールアンドレスポンスも楽しかったんだけど、ラスサビの大野くんパート、ファンと大野くんが交互で歌うんですよ。

ここがなんかお互いにエネルギー贈りあってる気がしてすっごい多幸感のある部分なんです。

しかも最後の「for dream」って部分5人全員で綺麗には持ってくれて、そこでファンでふー!!だのふぉー!!だの言うのもお決まりというか様式美になっています。

リリース当初は嵐というかアイドルにハマるなんて想像もしてなかったし、なんじゃこいつら・・・(@Mステ)なんて思って当時きちんと聞いていませんでしたが、曲で何回かリフレインされてはいるけど、特にラスサビ手前メロディーにのせたサクラップの「今日もテレビで言っちゃってる 悲惨な時代だって言っちゃってる 僕らはいつも探してる でっかい愛とか希望探してる Everyday、Everybody まだまだ世界は終わらない 今から始めてみればいいじゃない」って部分が歳を重ねれば重ねるほど、心に沁みてきます。

初めて聞いた時は自分にとってのいわゆる泣き曲になるとは思わなかったけど、2020年以降も繰り返し聞くことが決定されている曲です。

 

アンコール3 「Somebody To Love」Queen

Queen - Somebody To Love (Official Video) - YouTube

どりぃーむの余韻の後、あたかも賛美歌めいた歌声が響くと、軽快なピアノの音色、そしてスキャットが会場を包む。

「毎朝起きる度に少し死んでいるんだ。かろうじて自分の足で立っているよ」とこれまた現代を生きる人間にもずしずしとダメージを与える歌詞。

仕事におわれるだけのこのひどい毎日も、愛する人ができれば絶対に変わる、愛する人を自分のために見つけてくれ!と綺麗だけど、血を吐くような切実な思いが充満した一曲だ。

Her Majesty, Queenの名曲です。

Queenの曲は定期的に使用するCMやドラマや映画が多くて触れる機会は多いと思うけど、多分私が初めて聞いたのは親が流していたのですね。

私が物心着く前にボーカルのフレディ・マーキュリーが亡くなり、それが衝撃すぎて、毎日ずっとかけてました。

その後で故ヒース・レジャー主演の『ROCK YOU!』で聞いたり、コーラのCMでカバーされてたりとか、たぶん日本ではビートルズ並みに好かれてる。

かくゆう私も大好きです。

あとオタク的な話するとジョジョの奇妙な冒険のとある人物のスタンド名とかでQueenが使われていたり。

そんななかでもフレディの曲だと「I was born to love you」がいっちゃん好きだったんですが、映画の『ボヘミアン・ラプソディ』が黒船過ぎて順位が入れ替わっちゃったという。

割かし今までピンと来ていなかった「Somebody To Love」や「Another one bites a the Dust」を(結構メジャーな曲を)しつこいくらい聞いています、まさに"ハマる"ってこの事かと。

じゃあ何でこの「Somebody To Love」にしたかというと、「Another....」より自分的に感情込めて歌いやすいから、そして何より合唱しやすいから。

コーラスの部分がまさに観客がコーラスできる部分だと思うんですよね、SideBであげた「surpernova」と同じような理由です。

この「Somebody...」映画のど頭、フレディの目覚めのシーンで流れるオープニング曲なわけだけども、その後の映画の展開的に、映画のフレディの心の叫びだったのねーこれ、と涙ちょちょ切れるわけで。

Queenに関しては資料をあまり読んでないので、実際にフレディがどんな気持ちで詞を書いたのか、ちょっと分からないですが、どんな気持ちでLordって歌っているのだろうとも思ったり。

ちなみにWOWOWで女王陛下のライブを放送するそうです、これは見逃せねぇ!

 

End Roll 「Anywhere is」Enya

Enya - Anywhere Is (video) - YouTube

いやそこはコンサートタイトルの元ネタのテーマ曲である「May it be」じゃないのかよ、というツッコミは既に自分で済ませております。

牧歌的だけど壮大なイントロと多重録音の幻想的な歌声が観客を包み、スタッフロールが流れるぞ。

ニューエイジ・ミュージックを問われて、アイルランド出身のミュージシャン(と彼女をプロデュースする夫婦らとのひとつのプロジェクトと言うべき)Enyaをあげる人も多いのではないだろうか。

多分Enya知らない人も一時のヒーリングブームでの使用もあって、曲を聞けばピンとくるかもしれない。

なんならこの「Anywhere is」聞いて、ああ、ヨッシーアイランドのステージセレクト画面の曲!ってなるかもしれない。

いや違うから両方1995年発表だけど、関連ないから。

「Anywhere is」はEnyaヨッシー近藤浩治

そんな音楽で稀によくある類似はともかく、Enyaの曲は多重録音とか、ケルティックサウンドとか、特筆すべきところは沢山ありますね。

なんでこの曲と出会ったのかは本当に思い出せないんですが、ずっと好きです。

出会った時は子供だったもんで、英語だから歌詞わかんないなー大人になったら賢くなって分かるんだろうなードキドキ、なんて思いながら聞いてたもんです。

可愛いね。

そして、月日は流れ大人になったんですが。

わっかんない。

原語見ても和訳してもわっかんない。

いや何を言っているかはわかるんですが、すっごい抽象的なんですよね。

一応"私"っていう登場人物はいるんだけれども、この人が何者なのかはっきり歌われてなくて、"あなた"に呼びかけてるのか自問自答してるのか。

「"あなた"が永遠にその場所に去ってしまうと"私"は迷子になり、どこにとどまっても一緒にはいられない」というのが繰り返しのサビの内容。

ラスサビで「これは始まりであり、終わりなのかもしれない」と歌って終わる。

歌詞の内容に月や星や貝殻の声やらが出てくるけど、"私"は流されたり、雲で光が見えなかったり、聞こえる声は低いものだけと、結構袋小路な感じなんですよね。

曲調も声も綺麗なので披露宴の入退場によく使われるそうだけど、私にはこれに対して"死"のイメージがあります。

というと物騒な感じですが、決して悲しいものでなくて、みんなに等しく訪れるものという淡々としたものかなと。

梨木香歩さんの著書、特に「西の魔女が死んだ」で語られている"死"と同じ概念で捉えてます。

不安で落ち着かなくて苛立ったり逸る心を、しっとり落ち着かせてくれる1曲です。

ぜひお聞きあれ。

 

本当はもっといろいろ構想はあったし(着替えの間に「希望の轍」のピアノイントロを延々流す、フライングする、ゲストを呼ぶ)、歌いたい曲はあるけれど、いつまでもダラダラと続けるのもあれなのでこの辺で。

カラオケで歌う曲イコールセットリストにはならなかったので、自分にとっても意外性があったり。

みなさんも1度やって見たら新たな発見があって面白いかもね?

ここ最近の私のヨウリョウ

端的に言うと今週頭まで絶不調でした。

 

原因はもう自分では分かっていて。

職場にも慣れたから、出勤日を増やしてもらったり、友達の家で映画を(ぶっ続けで)みたり、新作の映画を映画館で見たり・・・とそんなこんなしてたら、体力の消耗もそうだけど感情やテンションの揺れ幅が大きくてその後使い物にならない感じになっていましたとさ。

 

慌てて前々から決まっていた遠方の友人らとの予定以外をキャンセルして、まぁ自己嫌悪の海を泳いでいたのがようやく復帰してきた感じです。

本当だったら今月も映画見たり、ご飯食べたりするはずだったんだけど、そうすると仕事にも影響出るし、それ以外の時間が万年寝太郎みたいになるんですよね。

もともと、よく寝る子だよこの子は、という圧倒的信頼と評価を両親親戚から獲得してきた人生なのでまぁ何もしなくとも10時間寝ちゃうのが、半日以上寝てその後ベットから出ることすらできずに、ぼんやり目を開けてるだけの存在に成り果てるわけで。

こうなると(実家住まいなもので)家事手伝いとか一切できやしないわけです、それも自己嫌悪半端ないわ!!

 

このブログを始めた時に、「自分の器に新しいものを」と書いたけれど、あの時よりは間違いなく今の自分は健康的で、キャパも大きくなったとは思うんですが、問題は自分の器用さにもある。

仕事していると気力も時間も手間暇も上手く配分ができず、目の前のひとつにひとつに全力投球、春夏甲子園の高校球児もかくやあらんという感じ、出塁で頭から全力でスライディングして泥だらけです。

ピンチはチャンスなタイミングでそれやったら、そりゃあもうマウンドも観客も実況も盛り上がりを見せるだろうけど、毎度塁に出る度にそれやってたらさすがの甲子園ウォッチャーも困惑ですよ、実の所、困惑させたのですが。

 

心身壊す前からよく真面目だねという褒められ方、咎められ方してきましたが、自分のやった仕事に「隙」があることが気持ち悪いタイプなんですよね。

楽はしたいしどちらかと言うとナマケモノなんだけど、ナマケモノと言われたくない、そんな面倒な感じです。

今まさに自分の仕事でそれに悩まされているので要領良く行きたいと思うんだが、難しー。

これでいいよって言われないと安心できない、要するに自分のした事に自信が無いわけです、つらいー(アサイーと同じ発音)。

 

今焦っても仕方が無いことですが、ひとまず落ち着くまでには少しまだ時間がかかりそうです。

働ける状況なだけでも御の字だね。

新年と50代女性と抱負

今週のお題「2019年の抱負」

 

今年もよろしくお願いします。

今年の抱負は、映画をいっぱい見ることと、本を沢山読むこと、ジブリや海外の映画に出てくるおばあちゃんのようなかっこよさを身につけること、人の憧れを笑わないです。

どういうこっちゃねん。

 

12月に会社の先輩方とガンダムの映画を見た帰りの忘年会で、なぜか好きなジブリ映画の話になり、そのながれで「みつはどのキャラクターがかっこいいと思うの」と聞かれた。

私は酒を飲んでいないけど酒の席のテンションにあてられて、まぁ興奮して「ドーラ!!ドーラ一択です!!」とまくしたて、そのあとで「次点で漫画版含めたナウシカクシャナっすわ」としめたら、まぁドッカンドッカンうけた、意図せず。

方々曰く、「かっこいいキャラ誰って聞かれたら普通、アシタカとか男のキャラクターあげるだろー!おもしれぇ!」。

・・・いや知らんがな!

え、かっこいいって言う感想は女性から男に対してのみ湧く感情だってことか?その逆や、同性同士にはないってこと本気で言ってるの?目を覚ませよ、もう平成終わるんだぞ!!!?

まぁちょっと面食らいつつ、他をdisること無く「誰がなんと言おうとドーラが一番最高です」と曲げずにその場を終えたのが幸いである。

そんな中で思い出したが、以前も別の先輩方に「女性のキャラクターがキラキラ輝いているの見るとすごく嬉しくて自分も頑張ろうって気になるんですよねー」と言うと、「あぁ、それ私がちっちゃい頃アニメ見て思ってたのと一緒。もうアラサーなんだからちゃんとしな」などとその都度諭されることが多かった。

そんなもんが大人の証明だったら大人なんざF〇ck!!!(新年Fワード初め)

女が女に好意的感情を抱くと、変わってるとか子供っぽいとか現実見ろとか言って、個人の大事な感情を取り上げようとする現象なんなんだろうか。

なんて言うか本人達に悪意はないし、しかも褒めているつもりだったり、相手のことを心配してアドバイスしているつもりだったりする。

早く彼氏をみつけないと売れ残るおひとり様になる、みたいなのもそれ。

そういう価値観があるのは知ってはいるし、否定はしないけれど。

過分に余計なお世話だよ、こちとら税金はきちんと払って、満員電車の混雑の中でもスムーズな乗り降りに協力してるんだからほっといてくれ。

 

今となってはこうしてネットで吠えてうさも晴らすことが出来るが、言われる度に「あ、はい・・・ヲタクも程々にします・・・きちんとします・・・」と萎縮してしまうぐらいには傷ついていた。

多分その頃の私は自分が世間からはみ出してて、ひどくそれを責められてい気分になっていた。

どんなこともそうだが、憧れや好きっていう特別な感情を否定することってひどくパーソナルな部分を傷つける行為だ。

あんな惨めな思いもうしたくないから、私も他人にしないように気をつけたい。

ああいう行為は他人に伝播するものだし、私は被害者にもなりたくないけど、それと同じぐらい加害者にもなりたくない。

今までもないと信じたいけど、本年からも気をつけていきたい。

 

んでドーラの話だ。

ドーラかっこいいよね。

50という齢の割には描かれ方がいささか高齢者すぎると思うが(というかジブリ全般的にそんな所がある)、あのシワの入り方もクールだ。

空賊だから丸っきり正義の味方じゃない、しかも序盤はムスカ大佐と同じでシータを狙う立場だ。

そこがいい。

もちろん清く正しい女性も好きだ、ラピュタだとシータがそれ。

だけど人間には良い部分も悪い部分もあって濃淡がその時々でも違うと思うし、ドーラにはそれがよく表現されていると思う。

そういう意味ではもののけ姫のエボシ御前も憎めない(憧れはしないが)。

窃盗、強盗という犯罪行為を現実世界に持ち込みはしないけれども、やる時はやり、かつ、美味しいところも頂いていく、そんな人間に私はなりたい。

 

というわけで、かっこいい女になりたい、人の憧れを笑わないと決意した理由は以上だ。

映画を観るについて、昨年劇場で見られなかったもので、今年は積極的に足を運びたい。

あと自分の今までの傾向だとどうしてもハリウッド映画に偏りがちだったので、この殻を打ち破りたいですな。

2019年用の手帳を会社から支給されたのを記録帳にすることにした。

思いっきり「弊社!!」みたいなデザインの表紙を百均で買った布とデコで覆い隠し、ではなくカモフラージュ、ではなくDIYしたので外で出しても所属がバレることも無い。

これに観た映画を英語で感想を書いていこう。

あとNetflixの契約もしたい。

今の今まで気になる作品はあったけれど如何せん、所持してるMacBook Proのバッテリーがおじゃんになったためずっと指くわえてみんなのツイート見るしか無かったのだ。

でも年末に有難いことに銭が支給されたので、おっしゃこれ新調すっぞ!

契約はそれからですな。

本は未だに読むのに精神力を使うけれども、一日1ページずつでもいいから読み続けていきたい。

 

そうしていけば自然とアウトプットも増えるのでしょう、それを目指しつつ生活を充実させたい。

みなさまはどんな抱負を考えていますか?